戦国策 / 縦横家
戦国策(縦横家)の名句を、現代語訳と実践の解説つきで。全497句。
前漢の学者・劉向が編纂した、戦国時代の遊説家(策士)たちの弁論と駆け引きを国別に集めた史書です。東周・西周・秦・斉・楚・趙・魏・韓・燕・宋衛・中山の十一国、三十三篇からなり、蘇秦・張儀ら縦横家が合従連衡を説いて回った弁舌、君主を動かした一言、国の存亡を分けた駆け引きを、生々しい逸話として伝えます。「漁夫の利」「先従隗始」「図窮まりて匕首見る」など数々の故事成語の源泉であり、理想を説く諸子の書とは対照的に、利害だけを頼りに動く現実政治のリアリズムを描き切った一書です。師導では、権謀術数を無批判に礼賛するのではなく、駆け引きの構造と人を見る目を読み解く材料として名句を収めています。