二宮翁夜話 / 報徳
二宮翁夜話(報徳)の名句を、現代語訳と実践の解説つきで。全281句。
荒れた農村を数多く復興させた江戸後期の実践家・二宮尊徳(金次郎)の教えを、弟子の福住正兄が四年にわたり書き留めた語録です。天地自然を「経文」とし、机上の学問より日々の労働と実践から真理を学ぶことを説きます。自分の身の丈を見きわめて暮らす「分度」、余りを人や将来に譲る「推譲」、小さな努力を積み重ねる「積小為大」、そして至誠と勤労――道徳と経済を一体とした「報徳」の思想は、生活再建から経営まで今なお実務家に読み継がれています。「積小為大」「一円融合」など、平易ながら芯の通った言葉の宝庫です。師導では、本編五巻と続篇の全話を、原文・読み下し・現代語訳とともに収めています。