徒然草 / 処世
徒然草(処世)の名句を、現代語訳と実践の解説つきで。全243句。
鎌倉時代末期、兼好法師(吉田兼好、卜部兼好)が晩年に書き記した、日本三大随筆の一つに数えられる随筆集です。「つれづれなるままに」の一文で知られる序段に始まり、全二百四十三段にわたって、自然の美しさやもののあはれ、無常観、人との付き合い方、処世の心得までを、鋭い観察眼と軽妙な筆致でつづります。一貫した論を説く書ではなく、折々に浮かんだ思いを書き留めた随筆でありながら、「人はいかに生き、いかに死と向き合うべきか」という問いが通底しています。時に辛辣で、時にユーモラスなその視線は、七百年近くを経た今も色褪せることなく、生き方の指針として読み継がれています。師導では、序段から第二百四十三段まで全段を、原文・読み下し・現代語訳とともに収めています。