新論 / 神道
新論(神道)の名句を、現代語訳と実践の解説つきで。全201句。このページは1〜200句目です。
水戸藩の儒者、会沢正志斎(一七八二〜一八六三)が文政八年(一八二五)に書き、師の藤田幽谷を通じて藩主徳川斉脩に差し出した漢文の意見書です。前年、水戸領の大津浜にイギリスの捕鯨船の乗組員が上陸し、正志斎はその筆談役を務めました。西洋諸国が通商と宗教を足がかりに国々を併せていく有様を見て、国の存亡にかかわる大計を論じたのが本書です。国が恃むべきものとして「国体」「形勢」「虜情」「守禦」「長計」の五論を立て、国体を上中下に分けて七篇とします。民の心が一つになって上を親しむことこそ国を保つ根本であるとし、祭祀と忠孝による教化、世界の情勢の見きわめ、士風の立て直しと財政・兵備・海防の具体策、そして百年先を見すえた長期の構想を説きます。幕府をはばかって長く写本で読まれ、幕末の志士に大きな影響を与えたのち、安政四年(一八五七)に刊行されました。後期水戸学と尊王攘夷論の綱領とされ、近代には国家主義の文脈でも読まれた書です。師導では安政四年刊の玉山堂本を底本に、『日本思想大系』の原文の翻字を手がかりとして、全頁を版本の頁の画像と一字ずつ読み合わせ、正志斎自身の割注・跋・刊行時の自題までを章句にして本文の百パーセントを覆いました。学派は「神道」に置いています。
人生の答えは、ぜんぶ古典に書いてあった。
古典の入門書『人生の教科書』(PDF)と、師導の全機能1か月がセットで700円。二十四の悩みに、論語・老子・孫子から徒然草・五輪書までが答えます。
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