洗心洞箚記 / 陽明学
洗心洞箚記(陽明学)の名句を、現代語訳と実践の解説つきで。全370句。このページは1〜200句目です。
大坂町奉行所の与力を務めた陽明学者、大塩中斎(平八郎、一七九三〜一八三七)が、私塾洗心洞で門人に語った学問の要点を書きとめた漢文の読書録です。天保四年(一八三三)にまとまり、天保六年に刊行されました。上下二巻・三百余条に、自述・後自述・或問を添えます。心が太虚に帰れば私欲が消え、天地万物と一体になるという「帰太虚」を軸に、王陽明の致良知と知行合一、気質を変える工夫、生死や禍福を一つに見る覚悟を説き、張載・程子・朱子・陸象山・王陽明から明清の儒者までの言葉を引いては自分の評を加えます。中斎はこの書を江戸の佐藤一斎に贈って教えを請い、富士山頂や伊勢神宮にも納めました。天保の飢饉のさなかの天保八年(一八三七)、中斎は窮民の救済を訴えて大坂で兵を挙げ、敗れて自害します。言葉と行いを一つにすることを求めた人の思想を、その人の言葉で読める書です。師導では天保六年刊の原刊本(精義堂蔵版)を底本に、頁の画像から一字ずつ書き起こし、自述・後自述・或問・上下巻の全条と門人の跋三篇を章句にして本文の百パーセントを覆いました。他人の書簡と詩を集めた附録抄は収めていません。学派は「陽明学」に置いています。
人生の答えは、ぜんぶ古典に書いてあった。
古典の入門書『人生の教科書』(PDF)と、師導の全機能1か月がセットで700円。二十四の悩みに、論語・老子・孫子から徒然草・五輪書までが答えます。
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