格言聯璧 / 処世
格言聯璧(処世)の名句を、現代語訳と実践の解説つきで。全303句。このページは1〜200句目です。
清の金纓(字は蘭生、浙江山陰の人)が編んだ格言集です。序によれば、道光二十六年(一八四六)から先哲の語録を読みあさり、世を戒める名言に出会うたびに書き写して十類に編み、『覚覚録』と名づけた。ところが分量が多く刊行の費用がまかなえないので、そのうち対句の整った句だけを先に刊行した。それがこの本で、咸豊元年(一八五一)の序があります。書名の「聯璧」は、二つ並べた玉、つまり対句のことです。「古今來許多世家、無非積德。天地間第一人品、還是讀書」(昔から続いた名家は、みな徳を積んだ家だった。この世でいちばんの人品は、やはり書を読むことだ)で始まり、学問・存養(心を養う)・持躬(身を持する)・敦品(人品を厚くする)・処事・接物(人との接し方)・斉家・従政・恵吉(善の報い)・悖凶(悪の報い)の十類と、附録の摂生に分かれます。「以媚字奉親、以淡字交友、以苟字省費、以拙字免勞」のように、一字に要点を込めて並べる句が多いのが特徴です。底本は維基文庫『格言聯璧』です。古文島(原古詩文網)の簡体字本と字の並びで突き合わせると一致率は〇・九七三でした。古文島本は「朝廷」「天子」を「国家」に改めるなど近代に手を入れた本なので、語の違いは底本に従っています。直したのは、簡体字から繁体字に戻す際の取り違え(誌→志、茍→苟など)と、底本の字では文が通らない所(克已→克己、暖昧→曖昧、禦悔→禦侮、膏梁→膏粱など)です。師導では序と十一類の千百九十八聯を、類ごとに数聯ずつまとめて三百三の章句に収め、本文二万二千三十三字の百パーセントを覆いました。学派は「処世」に置いています。

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