格言聯璧 / 持躬類・度量は海涵春育の如し
行己恭,責躬厚,接眾和,立心正,進道勇,擇友以求益,改過以全身。 敬為千聖接受真源,慎乃百年提撕緊鑰。 度量如海涵春育,應接如流水行雲,操存如青天白日,威儀如丹鳳祥麟,言論如敲金戛石,持身如玉潔冰清,襟抱如光風霽月,氣概如喬嶽泰山。
新字:行己恭,責躬厚,接衆和,立心正,進道勇,択友以求益,改過以全身。 敬為千聖接受真源,慎乃百年提撕緊鑰。 度量如海涵春育,応接如流水行雲,操存如青天白日,威儀如丹鳳祥麟,言論如敲金戛石,持身如玉潔冰清,襟抱如光風霽月,気概如喬嶽泰山。
書き下し
己を行ふこと恭しく、躬を責むること厚く、衆に接すること和し、心を立つること正しく、道に進むこと勇み、友を擇びて以て益を求め、過ちを改めて以て身を全うす。 敬は千聖接受の眞源爲り、愼は乃ち百年提撕の緊鑰なり。 度量は海涵春育の如く、應接は流水行雲の如く、操存は青天白日の如く、威儀は丹鳳祥麟の如く、言論は敲金戛石の如く、持身は玉潔冰清の如く、襟抱は光風霽月の如く、氣概は喬嶽泰山の如し。
現代語訳
自分の行いはうやうやしく、自分を責めることは厳しく、人々との交わりは和やかに、心の立て方は正しく、道に進むことは勇ましく、友を選んで益を求め、過ちを改めて身を全うしなさい。 敬は多くの聖人が受け継いできた真の源であり、慎みは一生を目覚めさせ続ける大切な鍵です。 度量は海が包み込み春が育むように、人との応対は流れる水や行く雲のように、心の守りは青空と白日のように、立ち居振る舞いは赤い鳳凰やめでたい麒麟のように、言葉は金を打ち石を叩くように響き、身の持し方は玉のように清く氷のように澄み、胸のうちは晴れた日の風と雨上がりの月のように、気概は高くそびえる山や泰山のようにありなさい。
解説
身の持し方の要点を三段で示す聯です。一段目は恭・厚・和・正・勇と、擇友・改過の七項目で、自分への厳しさと人への和やかさを組み合わせています。二段目は敬と慎の二字を、千聖が受け継いだ源と一生を目覚めさせる鍵にたとえます。提撕は奮い立たせること、緊鑰は大事な鍵です。三段目は八つの比喩の列で、度量・応接・操存・威儀・言論・持身・襟抱・気概を、海と春、流水行雲、青天白日、鳳凰と麒麟、金石の響き、玉と氷、光風霽月、高い山にたとえます。どれも自然や瑞獣の美しい姿で、理想の人物像を目に浮かぶように描いています。
この章句が説くこと
主敬慎独度量持躬気概
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