格言聯璧 / 持躬類・讀書は闕疑好問、做人は務實耐久
讀書有四個字最要緊,曰闕疑好問。 做人有四個字最要緊,曰務實耐久。 事當快意處須轉,言到快意時須住。 物忌全勝,事忌全美,人忌全盛。
新字:読書有四個字最要緊,曰闕疑好問。 做人有四個字最要緊,曰務実耐久。 事当快意処須転,言到快意時須住。 物忌全勝,事忌全美,人忌全盛。
書き下し
書を讀むに四箇の字の最も要緊なる有り、曰く闕疑好問。 人と做るに四箇の字の最も要緊なる有り、曰く務實耐久。 事は快意の處に當りて須らく轉ずべし、言は快意の時に到りて須らく住むべし。 物は全勝を忌み、事は全美を忌み、人は全盛を忌む。
現代語訳
読書には最も大切な四文字があります。「闕疑好問」、つまり疑わしいところは保留し、進んで人に問うことです。 人としてのあり方にも最も大切な四文字があります。「務実耐久」、つまり実を務め、長く耐えることです。 物事は、思い通りになって気分がよいところで方向を転じなければなりません。言葉は、言って気持ちがよくなってきたところで止めなければなりません。 物は完全に勝つことを避け、事は完全に美しいことを避け、人は完全に盛んであることを避けるべきです。
解説
読書と人となりの要訣をそれぞれ四字にまとめた対句から始まります。闕疑は『論語』為政篇の「多く聞きて疑はしきを闕く」に基づき、分からないことは断定せずに保留し、好問で人に尋ねることです。務実耐久は、見かけより実を重んじ、長く続けることです。後半は満ちることへの戒めで、快意、つまり調子に乗ったところでこそ向きを変え、言葉を止めよと言います。全勝・全美・全盛を忌むのは、満ちれば欠けるという考えによります。話が盛り上がって言い過ぎる、勝ちすぎて恨みを買う、といった失敗を防ぐ、実用的な戒めです。
この章句が説くこと
読書務実持盈持躬節度
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