格言聯璧 / 持躬類・身心に益無きの書を展ぶる勿れ
心術以光明篤實為第一,容貌以正大老成為第一,言語以簡重真切為第一。 勿吐無益身心之語,勿為無益身心之事,勿近無益身心之人,勿入無益身心之境,勿展無益身心之書。
新字:心術以光明篤実為第一,容貌以正大老成為第一,言語以簡重真切為第一。 勿吐無益身心之語,勿為無益身心之事,勿近無益身心之人,勿入無益身心之境,勿展無益身心之書。
書き下し
心術は光明篤實を以て第一と爲し、容貌は正大老成を以て第一と爲し、言語は簡重眞切を以て第一と爲す。 身心に益無きの語を吐く勿れ、身心に益無きの事を爲す勿れ、身心に益無きの人に近づく勿れ、身心に益無きの境に入る勿れ、身心に益無きの書を展ぶる勿れ。
現代語訳
心の持ち方は、明るく誠実であることを第一とし、顔つきや姿は、正しく堂々として落ち着いていることを第一とし、言葉は、簡潔で重みがあり真実で切実であることを第一とします。 身心に益のない言葉を口にしてはなりません。身心に益のない事をしてはなりません。身心に益のない人に近づいてはなりません。身心に益のない場所に入ってはなりません。身心に益のない本を開いてはなりません。
解説
前半は心術・容貌・言語の三つについて、それぞれ第一とすべき姿を示します。光明篤実は明るく誠実なこと、正大老成は堂々として落ち着いていること、簡重真切は言葉が短く重く、真実で切実なことです。後半は「身心に益無き」ものを五つ挙げて退けます。語・事・人・境・書と、口から出るもの、する事、付き合う人、身を置く場所、読むものにまで及んでいるのが特徴です。何となく時間を過ごしてしまう動画や、疲れるだけの付き合い、得るもののない場所など、今の暮らしにも当てはめやすい、身の回りの整理の指針になります。
この章句が説くこと
心術言語節制持躬交友
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