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格言聯璧 / 從政類・催科の中の撫字

嚴以馭役而寬以恤民, 極於揚善而勇於去奸 緩於催科而勤於撫字。 催科不擾,催科中撫字。 刑罰不差,刑罰中教化。 刑罰當寬處即寬,草木亦上天生命。

新字:厳以馭役而寛以恤民, 極於揚善而勇於去奸 緩於催科而勤於撫字。 催科不擾,催科中撫字。 刑罰不差,刑罰中教化。 刑罰当寛処即寛,草木亦上天生命。

書き下し

嚴にして以て役を馭し、寬にして以て民を恤れむ、 善を揚ぐるに極まりて、奸を去るに勇なり、 催科に緩くして、撫字に勤む。 催科して擾さざるは、催科の中の撫字なり。 刑罰差はざるは、刑罰の中の教化なり。 刑罰寬にすべき處に當たりては即ち寬にせよ、草木も亦た上天の生命なり。

現代語訳

下役人には厳しく臨んで使いこなし、民には寛大にしていたわります。 善を顕彰することには力の限りを尽くし、悪を除くことには勇敢です。 税の取り立てには緩やかで、民をいつくしみ育てることには勤勉です。 税を取り立てても民を乱さないこと、それが取り立ての中にある民へのいつくしみです。 刑罰に誤りがないこと、それが刑罰の中にある教化です。 刑罰は寛大にすべきところでは寛大にしなさい。草木でさえ天から授かった命なのですから。

解説

良い地方官の姿を、厳と寛、揚善と去奸、催科と撫字という三組の対で描いた句です。役は役所の下役、催科は税の督促、撫字は民をいたわり育てることです。下役に厳しく民に寛大というのは、実際に民を苦しめるのが末端の役人であることをよく知った言葉です。続く対句は、取り立てや刑罰という厳しい務めの中にさえ、いたわりと教化があり得ると説きます。厳しい仕事そのものを、やり方次第で徳の行いに変えられるということです。最後の句は、草木も天の命だとして刑の寛大さを求めます。評価や指導のような厳しい役目を担うとき、その公正さそのものが相手を育てるのだと考えることができます。

この章句が説くこと

治政寛厳民本教化仁政

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