翁問答 / 陽明学
翁問答(陽明学)の名句を、現代語訳と実践の解説つきで。全275句。このページは1〜200句目です。
中江藤樹(一六〇八〜一六四八)が三十代前半に書いた問答体の書です。門人の体充が問い、天君という老翁が答える形をとり、人が心に守り身に行う道は「孝」、その中身は「愛敬」の二字に尽きると説きます。孝は親に仕えることにとどまらず、君臣・夫婦・兄弟・朋友のすべてに通い、天子から庶人までそれぞれの位に応じた孝があるとし、文と武、学問の目的、心の工夫、神仏との向き合い方、財の使い方までを、武士にも町人にも分かる仮名まじりの文で答えています。藤樹はのちに陽明学に傾き、日本陽明学の祖、近江聖人と呼ばれました。本人は刊行を望まず、のちに一部を書き改めています。師導では井上哲次郎校訂本(明治四十三年)を底本に、慶安三年刊本(日本倫理彙編)と『藤樹先生全集』の本文で字を確かめ、序・上下五巻・改訂翁問答を章句にして本文の百パーセントを覆いました。学派は「陽明学」に置いています。
人生の答えは、ぜんぶ古典に書いてあった。
古典の入門書『人生の教科書』(PDF)と、師導の全機能1か月がセットで700円。二十四の悩みに、論語・老子・孫子から徒然草・五輪書までが答えます。
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