福翁自伝 / 実業
福翁自伝(実業)の名句を、現代語訳と実践の解説つきで。全304句。このページは1〜200句目です。
福沢諭吉(一八三五〜一九〇一)が、晩年に自分の生涯を語った自伝です。明治三十年(一八九七)の秋、ある外国人の求めに応じて維新前後の経験を話したのをきっかけに、幼いころから老後までの来し方を速記者に口述し、自分で校正を加えて、『時事新報』に明治三十一年(一八九八)七月から翌年二月まで連載しました。書いた文章ではなく話した言葉なので、「ドウシテも」「ソレカラ」といった口調がそのまま残り、威勢のよい逸話と身も蓋もない自己評価が、ざっくばらんに並びます。大阪に生まれて数え三つで父を亡くし、母に連れられて中津に帰った幼少期、長崎と大阪での蘭学修業、緒方洪庵の適塾の書生暮らし、江戸に出て蘭学が役に立たないと知り英語に切り替えた話、咸臨丸での渡米と欧州の旅、攘夷の殺気の中で暗殺を恐れた日々、維新後に政府に出仕せず一身の独立を貫いた理由、金銭の考え方と家計の始末、品行と家風、老後の暮らしまで、十五章で語りは進みます。『学問のすゝめ』が主張の書なら、これは主張を支えた実際の人生の書です。仕事の転機や人との付き合い方、金とのつきあい方を考える経営者・管理職の読み物としても使えます。底本は青空文庫の新字新仮名版(慶應義塾大学出版会『福澤諭吉著作集 第十二巻』二〇〇三年に基づく)で、親本は時事新報社の明治三十二年(一八九九)刊『福翁自傳』です。本文十五章は、小見出しごと、長い節は段落の切れ目で章句に分け、冒頭の時事新報社の序言は除いています。師導では三百四の章句に収め、本文二十万七千百四十五字の百パーセントを覆いました。学派は「実業」に置いています。
人生を、一行の式にしてみた。
志×積×時×憤÷(1+執)+命。古典から導いた式『人生の方程式』と、二十四の悩みに古典が答える『人生の教科書』(PDF)、師導の全機能1か月がセットで700円です。
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