十八史略 / 帝王学
十八史略(帝王学)の名句を、現代語訳と実践の解説つきで。全99句。
『十八史略』は、元の曾先之が、『史記』から宋代までの十八の史書の要点を、太古から南宋の滅亡まで一続きの通史に編み直した書です。簡潔な文で帝王と名臣、興亡の場面を並べるため、日本では江戸から明治にかけて漢文の入門書として広く読まれ、「先ず隗より始めよ」「鶏鳴狗盗」「背水の陣」「臥薪嘗胆」など、多くの故事成語の出どころになりました。中国では、学問的には簡略すぎる通俗の書と評されることもありますが、人物と判断の分かれ目を短い場面で伝える点で、為政者と組織の盛衰を考える材料になります。師導には、国立国会図書館が公開する『標題増補十八史略』(曾先之編・陳殷音釈・王逢点校・岩垣東園再校増補、明治期の木版、全七巻)の画像から、為政・人材・諫言・創業と守成・盛衰の場面を九十九、書き起こしました。紙面の返り点・送り仮名・行間の音釈・頭注は収めず、本文の大きな字だけを、句読点を入れない白文で収めています。判読に迷った箇所は、本文のままに起こしました。全文の束はまだ用意しておらず、抄録です。学派は『貞観政要』と同じ「帝王学」に置いています。

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