風姿花伝 / 処世
風姿花伝(処世)の名句を、現代語訳と実践の解説つきで。全52句。
能を大成した世阿弥が、父・観阿弥の教えをもとに書き上げた、日本最古の体系的な芸術論です。序と第一「年来稽古条々」から第七「別紙口伝」までの全七篇からなり、年齢に応じた稽古の心得、物まね(役づくり)の要諦、他座との勝負に臨む工夫、そして芸の真髄である「花」の在り方を説きます。「秘すれば花なり、秘せずば花なるべからず」「初心忘るべからず」「時分の花」など、後世に受け継がれた名句の源泉であり、その洞察は能楽にとどまらず、人材育成・自己表現・キャリア形成の指針として今も読み継がれています。師導では、序から別紙口伝まで全篇の要所を、原文・読み下し・現代語訳とともに収めています。