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古語拾遺 / 神道

古語拾遺の章句一覧

古語拾遺(神道)の名句を、現代語訳と実践の解説つきで。全50句。

大同二年(八〇七)、斎部広成が平城天皇の下問に応じて撰んだ、一巻の書です。斎部氏は天太玉命を祖とし、中臣氏とともに朝廷の祭祀を担ってきた氏族でした。書は序で「文字ができて以来、人は古を語らなくなり、うわべの華やかさを競って古老を笑うようになった」と嘆じ、記紀に漏れた古い伝えを補うと宣言します。前半は神代の記事です。天石窟に籠もった天照大神を迎えるために八十万の神が集まり、鏡・玉・布・建築・金属と職掌を分けて物を作る段、大己貴神と少彦名神が「力を戮せ心を一にして天下を経営し」病を治す方法を定めた段などが並びます。後半は制度の記録に変わります。神の物と公の物が同じ蔵に入っていた斎蔵から、内蔵・大蔵が分かれて三蔵となり、出納する者・帳簿を照合する者・検校する者が別に置かれるまでが記され、日本の会計史の基本史料とされてきました。そして末尾には「所遺一なり」から「所遺十一なり」まで、中臣氏に権が偏った現状の不備が箇条で並びます。「唯だ当年の労を序して、天降の績に本づかず」——目先の働きだけで序列を決め、積み重ねを勘定に入れていない、という評価制度への批判は、そのまま今日にも通じます。師導では維基文庫の全文(正字・簡体字混入率〇・〇五%)を底本に、序・本文・跋から二十八の場面を収めました。割注は本文から外してあります。章題は本サイトの便宜で、原典にはありません。跋で広成自身が「神代の事は、そのまま信じよというのは実に難しい」と断っていることも、この書を読むうえで押さえておきたい一点です。師導では当初、要所を選んで二十八の章句に収めていましたが、残りの本文を新たに二十二の章句に起こし、いまは五十の章句で序・本文・跋の百パーセントを覆っています(割注は除く)。

『古語拾遺』を学ぶ道

かいつまんで学ぶか、全部読み通すか。どちらからでも入れます。

通読 古語拾遺・全句通読 全50句を、9回に分けて順に読み通す 全9回
序
開闢と天つ罪
天石窟
思兼神の議
真賢木と俳優
初度の鏡
太玉命の称詞
聊か戸を開きて窺う
阿那於茂志呂
千座の置戸
八岐大蛇と天叢雲
戮力一心
皇孫命と駈除平定
今我将に隠去せむ
宝祚の隆え
此の宝鏡を視ること猶お吾を視るがごとくせよ
天津神籬と斎庭の穂
衢に立つ神
猿田彦と蟹守
佐命の勲
橿原の帝宅
斎斧斎鉏
御木と麁香
肥饒の地を求む
安房社と宮門の祭
斎蔵
鳥見山の霊畤
同殿不安
笠縫邑と五十鈴川
慎みて怠ること莫かれ
熱田社と住吉大神
内附の民
後磐余稚桜朝
内蔵を建て出納を記す
秦酒公
三蔵を検校す
作賀斯の神官頭
当年の労のみを序して
望秩の礼未だ制せず
中臣専権
録功酬庸
所遺一
所遺二
所遺三〜九
所遺十
所遺十一
御歳神
御歳神の教え
跋・信を取ること寔に難し
跋・後の今を見るは猶お今の古を見るがごとし
『人生の方程式』の表紙

人生を、一行の式にしてみた。

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