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臨済録 / 禅

臨済録の章句一覧

臨済録(禅)の名句を、現代語訳と実践の解説つきで。全37句。

唐の禅僧・臨済義玄(?〜八六七)の説法と問答を、弟子の三聖慧然が集めた語録です。正式には『鎮州臨済慧照禅師語録』といい、上堂・示衆・勘弁・行録の四科から成ります。臨済は曹州南華の人で、はじめ戒律と経論を精究しましたが、これは世を済う医方であって教外別伝の旨ではないと歎じて行脚に出ます。黄檗希運のもとで三年、一度も問わずに過ごし、首座にうながされて仏法の大意を問うたところ、三度問うて三度打たれました。その意味は大愚のもとで氷解し、「なんだ、黄檗の仏法にはたいしたものはなかったのか」と言い放って大悟します。教えの中心は「無事是れ貴人」——余計な作りごとをしないこと、そして「随処に主と作れば、立処皆な真なり」——どこにいてもそこで主であれば、立っている場所がそのまま真である、という一点にあります。「赤肉団上に一無位の真人有り」「逢仏殺仏、逢祖殺祖」「人の惑を受くる莫かれ」など、禅語としていまも生きている言葉の多くがこの書に出ます。指導の型として四料簡・四喝・四賓主が説かれる一方、臨済は自分の説法を「山僧が説く処を取る莫かれ」と最初に無効化し、「山僧、一法の人に与うる無し。秖だ是れ病を治し縛を解くのみ」と役割を限っています。日本の臨済宗はこの人を祖とし、栄西以来いまに続いています。師導では維基文庫の原文を底本とし、四科八十三段のうち三十七の章句を選んで収めています。底本の系統は末尾の刊記どおり永享九年(一四三七)の日本五山版で、宋刊本を影印した『景徳伝灯録』四部叢刊本巻十二、および『五灯会元』巻十一と照合しました。ただし両者は語録の別版ではなく臨済の伝記に問答を抜粋した別の書物のため、全文の突き合わせはできません。無位の真人・四料簡・四喝・随処作主・逢仏殺仏・仏法無多子・瞎驢辺滅却など、要語三十三件のうち三十二件が底本に揃うことを確認しています。

上堂
示衆
勘辨
行録

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