古典を学びたいすべての人に 法人向けワークシート法人向けワークシート

修証義 / 禅

修証義の章句一覧

修証義(禅)の名句を、現代語訳と実践の解説つきで。全31句。

明治二十三年(一八九〇)、曹洞宗が在家の信者に向けて編んだ経典です。道元の『正法眼蔵』九十五巻から要文を抜き出し、五章三十一節に整えました。在家の居士大内青巒が編んだ『洞上在家修証義』をもとに、永平寺の滝谷琢宗と總持寺の畔上楳仙が修訂して両本山の名で出したもので、いまも曹洞宗の葬儀や法事でよく読まれます。五つの章は、そのまま一人の人間が道に入っていく順序になっています。第一章「総序」は生死と無常と因果。「無常忽ちに到るときは、国王大臣親暱従僕妻子珍宝たすくる無し、唯独り黄泉に趣くのみなり、己れに随い行くは只是れ善悪業等のみなり」。第二章「懺悔滅罪」は過ちの受け止め方で、懺悔は報いを消すのではなく「重きを転じて軽受せしむ」ものだと言います。第三章「受戒入位」は三宝への帰依と戒。第四章「発願利生」は人のために生きること。第五章「行持報恩」は恩に日々の行いで報いることです。経営者によく読まれてきたのは第四章です。自分がまだ救われないうちにまず他を救おうとする「自未得度先度他」の心を説いたあと、布施・愛語・利行・同事の四つを具体的に示します。布施を「貪らざるなり」と定義し直し、「治生産業、固より布施に非ざること無し」——生計を立て事業を営むこともそのまま布施になると言い切る。愛語は「面わずして愛語を聞くは、肝に銘じ魂に銘ず」、利行は「愚人謂わくは利他を先とせば自からが利省れぬべしと。爾には非ざるなり」、同事は「海の水を辞せざるは同事なり、是故に能く水聚りて海となるなり」。七歳の女の子であっても志を起こせば衆生の導師である、と属性で人を測ることも退けています。結びの第五章は「光陰は矢よりも迅かなり、身命は露よりも脆し」と時間を突きつけ、それでも一日の行持が百年の空費を取り戻すと逆転させます。そして最後は、答えではなく問いを渡して終わります。「即心是仏というは誰というぞと、審細に参究すべし」。底本は『承陽大師聖教全集』第三巻(一九〇九)所収の「曹洞教会修証義」、証人は曹洞宗務局が明治二十三年に出した原刊です。原刊は濁点を打たない版なので、濁点と句読点は底本に従いました。師導では五章三十一節をそのまま三十一の章句に収め、本文三千六百九十五字の百パーセントを覆いました。学派は「禅」に置いています。

『修証義』を学ぶ道

かいつまんで学ぶか、全部読み通すか。どちらからでも入れます。

通読 修証義・全句通読 全31句を、7回に分けて順に読み通す 全7回
第一章 総序
第二章 懺悔滅罪
第三章 受戒入位
第四章 発願利生
第五章 行持報恩
『人生の方程式』の表紙

人生を、一行の式にしてみた。

志×積×時×憤÷(1+執)+命。古典から導いた式『人生の方程式』と、二十四の悩みに古典が答える『人生の教科書』(PDF)、師導の全機能1か月がセットで700円です。

本の中身を見る
本2冊(人生の方程式・人生の教科書)+師導1か月=700円本を見る