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尉繚子 / 十二陵

慎在於畏小,智在於治大,除害在於敢㫁,

書き下し

慎は小を畏るるに在り、智は大を治むるに在り、害を除くは敢断に在り、

現代語訳

慎みは小さなことを畏れることにあり、知恵は大きなことを治めることにあり、害を除くことは思い切って断じることにあり、

解説

十二陵篇の要の列挙の続きである。慎重さとは小さなことを畏れること、つまり些細な兆しや小さな失敗を軽んじないことだという。一方で知恵とは大きなことを治めること、全体を見て大局を処理する力だという。慎みと知恵を小と大に振り分けているところが面白い。そして害を除くには、ためらわずに断を下す勇気がいると付け加える。尉繚子は全篇を通して将の決断を重んじるが、ここではその決断が慎重さと大局観の上に立つものとして示されている。今の仕事でも、小さなミスの芽を見逃さない細心さと、全体の方針を誤らない大局観、そして問題を見つけたら先送りせずに断つ決断力は、どれも欠かせない資質である。

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