春秋左氏伝 / 昭公十三年 未だ民人を撫せず
楚之滅蔡也。靈王遷許。胡。沈。道。房。申。於荊焉。平王即位。既封陳蔡。而皆復之。禮也。隱大子之子廬。歸于蔡。禮也。悼大子之子吳。歸于陳。禮也。冬。十月。葬蔡靈公。禮也。公如晉。荀吳謂韓宣子曰。諸侯相朝。講舊好也。執其卿而朝其君。有不好焉。不如辭之。乃使士景伯辭公于河。吳滅州來。令尹子期請伐吳。王弗許。曰。吾未撫民人。未事鬼神。未脩守備。未定國家。而用民力。敗不可悔。州來在吳。猶在楚也。子姑待之。季孫猶在晉。子服惠伯私於中行穆子。曰。魯事晉何以不如夷之小國。魯。兄弟也。土地猶大。所命能具。若為夷棄之。使事齊楚。
新字:楚之滅蔡也。霊王遷許。胡。沈。道。房。申。於荊焉。平王即位。既封陳蔡。而皆復之。礼也。隠大子之子廬。帰于蔡。礼也。悼大子之子呉。帰于陳。礼也。冬。十月。葬蔡霊公。礼也。公如晋。荀呉謂韓宣子曰。諸侯相朝。講旧好也。執其卿而朝其君。有不好焉。不如辞之。乃使士景伯辞公于河。呉滅州来。令尹子期請伐呉。王弗許。曰。吾未撫民人。未事鬼神。未脩守備。未定国家。而用民力。敗不可悔。州来在呉。猶在楚也。子姑待之。季孫猶在晋。子服恵伯私於中行穆子。曰。魯事晋何以不如夷之小国。魯。兄弟也。土地猶大。所命能具。若為夷棄之。使事斉楚。
書き下し
楚の蔡を滅すや、靈王許・胡・沈・道・房・申を荊に遷す。平王即位し、既に陳・蔡を封じて、皆之を復す。禮なり。隱大子の子廬、蔡に歸る。禮なり。悼大子の子吳、陳に歸る。禮なり。冬十月、蔡の靈公を葬る。禮なり。公晉に如く。荀吳韓宣子に謂ひて曰く、「諸侯相朝するは、舊好を講ずるなり。其の卿を執へて其の君を朝せしむるは、好からざる有り。之を辭するに如かず」と。乃ち士景伯をして公を河に辭せしむ。吳州來を滅す。令尹子期吳を伐たんと請ふ。王許さずして曰く、「吾未だ民人を撫せず、未だ鬼神に事へず、未だ守備を脩めず、未だ國家を定めず。而して民力を用ひば、敗るとも悔ゆ可からず。州來吳に在るは、猶ほ楚に在るがごときなり。子姑く之を待て」と。季孫猶ほ晉に在り。子服惠伯中行穆子に私して曰く、「魯の晉に事ふる、何を以ってか夷の小國に如かざる。魯は兄弟なり。土地猶ほ大にして、命ずる所能く具ふ。若し夷の為に之を棄て、齊・楚に事へしめば、
現代語訳
楚が蔡を滅ぼしたとき、霊王は許・胡・沈・道・房・申の国々を荊(楚の本土)に移住させた。平王は即位すると、陳と蔡を再び封じたうえで、これらの国々もみな元の地に戻した。礼にかなっている。隠太子(蔡の太子有)の子の廬が蔡に帰って君となった。礼にかなっている。悼太子(陳の太子偃師)の子の呉が陳に帰って君となった。礼にかなっている。冬十月、蔡の霊公を葬った。礼にかなっている。魯の昭公が晋に行こうとした。荀呉は韓宣子に言った。「諸侯が互いに朝見するのは、昔からの友好を確かめるためです。その国の卿を捕らえておきながら、その君に朝見させるのは、友好にそぐわないところがあります。断るのがよいでしょう」。そこで士景伯を遣わして、黄河のほとりで昭公を断らせた。呉が州来を滅ぼした。令尹の子期(子旗)が呉を討ちたいと願い出た。平王は許さずに言った。「私はまだ民をいたわっておらず、まだ鬼神に仕えておらず、まだ守備を整えておらず、まだ国家を安定させていない。その状態で民の力を使えば、敗れても取り返しがつかない。州来が呉の手にあっても、楚にあるのと同じようなものだ。そなたはしばらく待て」。季孫はまだ晋に留められていた。子服恵伯は中行穆子(荀呉)にひそかに言った。「魯が晋に仕えているのが、どうして夷の小国(邾・莒)に及ばないのでしょうか。魯は晋の兄弟の国です。土地もなお広く、命じられたことは十分に果たせます。もし夷のために魯を見捨て、斉や楚に仕えさせるようなことになれば、
解説
この章句が説くこと
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論語・八佾篇子、太廟に入り、事毎に問う。或曰く、『誰か鄒人の子を礼を知ると謂うや、太廟に入りて事毎に問う。』子これを聞きて曰く、『是れ礼なり。』
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論語・八佾篇子曰く、『夏の礼、吾能く之を言う。杞は徵すに足らず。殷の礼、吾能く之を言う。宋は徵すに足らず。文献足らざる故なり。足らば、則ち吾能く之を徵せん。』
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論語・学而篇有子曰く、「礼の用は和を貴しと為す。先王の道も斯を美と為す。小大之に由れども、行われざる所有り。和を知りて和すれども、礼を以て之を節せざれば、亦行う可からざるなり。」
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論語・八佾篇孔子季氏を謂う、「八佾庭に舞わす。是れをも忍ぶ可くんば、孰れをか忍ぶ可からざらん。」
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論語・八佾篇子曰く、君に事えて礼を尽くせば、人以て諂いと為すなり。
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論語・八佾篇林放礼の本を問う。子曰く、「大なるかな問いや。礼は其の奢らんよりは、寧ろ倹せよ。喪は其の易めんよりは、寧ろ戚めよ。」
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