論語 / 学而第一
有子曰、「禮之用、和爲貴。先王之道、斯爲美。小大由之、有所不行。知和而和、不以禮節之、亦不可行也。」
新字:有子曰、「礼之用、和為貴。先王之道、斯為美。小大由之、有所不行。知和而和、不以礼節之、亦不可行也。」
書き下し
有子曰く、「礼の用は和を貴しと為す。先王の道も斯を美と為す。小大之に由れども、行われざる所有り。和を知りて和すれども、礼を以て之を節せざれば、亦行う可からざるなり。」
現代語訳
有子がおっしゃった。「礼の働きは、和を最も貴いものとする。古代の聖王の道も、これを最も美しいものとした。しかし、大小のことごとくこれに由ってばかりでは、行われない場合がある。和の貴さを知って和するだけで、礼によってそれを節制しなければ、やはり行うことはできない。」
解説
リーダーが結ぶ「約束」の重みについての教えです。安易な約束は禁物。その約束が、組織としての正しさ(義)に合致しているか、実行可能かを見極める必要があります。正義に基づかない安請け合いは、個人の信頼だけでなく、組織全体の信頼を失う原因となります。
この章句が説くこと
礼和先王の道節制バランス調和