論語 / 八佾篇
子曰:『夏禮、吾能言之。杞不足徵也。殷禮、吾能言之。宋不足徵也。文獻不足故也。足、則吾能徵之矣。』
新字:子曰:『夏礼、吾能言之。杞不足徴也。殷礼、吾能言之。宋不足徴也。文献不足故也。足、則吾能徴之矣。』
書き下し
子曰く、『夏の礼、吾能く之を言う。杞は徵すに足らず。殷の礼、吾能く之を言う。宋は徵すに足らず。文献足らざる故なり。足らば、則ち吾能く之を徵せん。』
現代語訳
孔子は言った。「夏の礼については私は語ることができるが、杞の国にはそれを証する資料がない。殷の礼についても語れるが、宋の国には証がない。文献が足りないのだ。もし資料があれば、私は確かにそれを証明できるだろう。」
解説
組織の意思決定は、客観的なデータや記録(文献)に基づいて行われるべきです。個人の記憶や感覚だけに頼った議論は、誤った結論を導きかねません。リーダーは、重要な知見やノウハウを文書化し、誰もがアクセスできる形で共有する文化を育てる責任があります。検証可能な状態にして初めて、組織は過去から学べます。
この章句が説くこと
礼史料検証