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春秋繁露 / 『春秋繁露』天地之行第七十八・君は心、臣は体のごとし

君明、臣蒙其功、若心之神、體得以全;臣賢、君蒙其恩、若形體之靜、而心得以安;上亂、下被其患、若耳目不聰明、而手足為傷也;臣不忠、而君滅亡、若形體妄動、而心為之喪。是故君臣之禮、若心之與體;心不可以不堅、君不可以不賢;體不可以不順、臣不可以不忠;心所以全者、體之力也;君所以安者、臣之功也。

新字:君明、臣蒙其功、若心之神、体得以全;臣賢、君蒙其恩、若形体之静、而心得以安;上乱、下被其患、若耳目不聰明、而手足為傷也;臣不忠、而君滅亡、若形体妄動、而心為之喪。是故君臣之礼、若心之与体;心不可以不堅、君不可以不賢;体不可以不順、臣不可以不忠;心所以全者、体之力也;君所以安者、臣之功也。

書き下し

君明らかなれば、臣其の功を蒙ること、心の神なれば、体以て全きを得るが若し。臣賢なれば、君其の恩を蒙ること、形体の静かなれば、心以て安きを得るが若し。上乱るれば、下其の患を被ること、耳目聡明ならずして、手足傷を為すが若し。臣忠ならずして、君滅亡すること、形体妄りに動きて、心之が為に喪うが若し。是の故に君臣の礼は、心の体に於けるが若し。心は以て堅からざるべからず、君は以て賢ならざるべからず。体は以て順ならざるべからず、臣は以て忠ならざるべからず。心の全き所以の者は、体の力なり。君の安き所以の者は、臣の功なり。

現代語訳

君主が明らかであれば、臣はその功徳を受けます。心が神のごとく働けば、体が全うされるのと同じです。臣が賢ければ、君はその恩恵を受けます。体が静かであれば、心が安らぐのと同じです。上が乱れれば、下はその災いを受けます。耳や目がはっきり働かなければ、手足が傷つくのと同じです。臣が忠でなければ、君は滅びます。体が勝手に動けば、心がそのために失われるのと同じです。ですから君臣の関係は、心と体の関係のようなものです。心は堅固でなければならず、君は賢くなければなりません。体は従順でなければならず、臣は忠でなければなりません。心が無事でいられるのは体の力のおかげであり、君が安らかでいられるのは臣の働きのおかげです。

解説

君主を心、臣下を体にたとえ、上の明るさが下の働きを支え、下の働きが上の安心を支えるという相互依存を述べます。『春秋繁露』は前漢の董仲舒に帰される書で、身分秩序を前提にしており、臣に従順を求める見方は当時のものとして読む必要があります。ただ、経営者の判断力と現場の実行力は切り離せず、どちらが欠けても組織は傷むという関係の捉え方は、現代の管理職にも使えます。
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この章句が説くこと

君臣心と体賢忠相互依存

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