古典を学びたいすべての人に 法人向けワークシート法人向けワークシート

春秋繁露 / 『春秋繁露』五行變救第六十三・賞罰の乱れを人事で正す

火有變、冬溫夏寒、此王者不明、善者不賞、惡者不絀、不肖在位、賢者伏匿、則寒暑失序、而民疾疫;救之者、舉賢良、賞有功、封有德。

新字:火有変、冬温夏寒、此王者不明、善者不賞、悪者不絀、不肖在位、賢者伏匿、則寒暑失序、而民疾疫;救之者、舉賢良、賞有功、封有徳。

書き下し

火に変有るは、冬温かく夏寒きなり。此れ王者明らかならず、善き者は賞せられず、悪しき者は絀けられず、不肖位に在り、賢者は伏し匿るれば、則ち寒暑序を失いて、民疾疫す。之を救う者は、賢良を挙げ、有功を賞し、有徳を封ず。

現代語訳

火の気に異変が起こり、冬に暖かく夏に寒くなるのは、王が明らかでなく、善い者が賞されず、悪い者が退けられず、不肖の者が地位にあり、賢者が身を隠しているからです。そうなると寒暑の順序が乱れ、民は疫病にかかります。これを救うには、賢く善い人を挙げ用い、功のある者を賞し、徳のある者を封じます。

解説

気候の異変を、王が賞罰を誤り、賢者が退いている兆しとして読み、その救いは人材登用と功績への報いだとする箇所です。『春秋繁露』は前漢の董仲舒に帰される書で、自然の異変を君主への戒めとみる天人相応の発想が背景にあり、成立当時の世界観として一言ことわって読みます。現代では、善い働きが報われず不適任者が上にいるとき、組織に不調が広がるという診断として読めます。不調の対処は、人事と評価の筋を通すことに戻るという主張です。
『人生の方程式』の表紙

人生を、一行の式にしてみた。

志×積×時×憤÷(1+執)+命。古典から導いた式『人生の方程式』と、二十四の悩みに古典が答える『人生の教科書』(PDF)、師導の全機能1か月がセットで700円です。

本の中身を見る

この章句が説くこと

賞罰賢良有功有徳人事天人相応

関連する章句

本2冊(人生の方程式・人生の教科書)+師導1か月=700円本を見る