春秋繁露 / 『春秋繁露』五行相勝第五十九・何でも賛成する側近の害
主所為、皆曰可、主所言、皆曰善、讇順主指、聽從為比、進主所善、以快主意、導主以邪、陷主不義、大為宮室、多為臺榭、雕文刻鏤、五色成光、賦歛無度、以奪民財、多發繇役、以奪民時、作事無極、以奪民力、百姓愁苦、叛去其國、楚靈王是也;作乾谿之臺、三年不成、百姓罷弊而叛、及其身弒。
新字:主所為、皆曰可、主所言、皆曰善、讇順主指、聴従為比、進主所善、以快主意、導主以邪、陥主不義、大為宮室、多為台榭、雕文刻鏤、五色成光、賦歛無度、以奪民財、多発繇役、以奪民時、作事無極、以奪民力、百姓愁苦、叛去其国、楚霊王是也;作乾谿之台、三年不成、百姓罷弊而叛、及其身弒。
書き下し
主の為す所は、皆可と曰い、主の言う所は、皆善しと曰い、主の指に讇い順い、聴従するを比と為し、主の善しとする所を進めて、以て主の意を快くし、主を導くに邪を以てし、主を不義に陥れ、大いに宮室を為り、多く台榭を為り、雕文刻鏤し、五色光を成し、賦斂度無く、以て民の財を奪い、多く徭役を発し、以て民の時を奪い、事を作すこと極まり無く、以て民の力を奪い、百姓愁苦して、其の国を叛き去るは、楚の霊王是れなり。乾谿の台を作り、三年にして成らず、百姓罷弊して叛き、其の身弑するに及ぶ。
現代語訳
主君がすることには何でも「結構です」と言い、主君の言うことには何でも「ごもっとも」と言い、主君の意向にへつらって従い、ただ従うことを仲間のしるしとし、主君の好むことばかり勧めて気持ちよくさせ、主君を邪道に導いて不義に陥れます。そして宮殿を大きく造り、高殿を多く造り、彫刻を施し、五色を輝かせ、税の取り立てには限度がなく、それによって民の財を奪い、徭役を多く課して民の時間を奪い、事業に際限がなく民の力を奪います。民は苦しみ、その国を見捨てて去ります。楚の霊王がその例です。乾谿の台を築いて三年たっても完成せず、民は疲れ果てて背き、ついに自身が弑されました。
解説

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