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春秋繁露 / 『春秋繁露』滅國上第七・誰に託すかが存亡を分ける

楚王髡託其國於子玉得臣、而天下畏之;虞公託其國於宮之奇、晉獻患之;及髡殺得臣、天下輕之;虞公不用宮之奇、晉獻亡之;存亡之端、不可不知也。

新字:楚王髡託其国於子玉得臣、而天下畏之;虞公託其国於宮之奇、晋献患之;及髡殺得臣、天下軽之;虞公不用宮之奇、晋献亡之;存亡之端、不可不知也。

書き下し

楚王髡、其の国を子玉得臣に託して、天下之を畏る。虞公、其の国を宮之奇に託して、晉獻之を患う。髡、得臣を殺すに及びて、天下之を軽んず。虞公、宮之奇を用いずして、晉獻之を亡ぼす。存亡の端は、知らざるべからざるなり。

現代語訳

楚王髡が国を子玉得臣に託したとき、天下は楚を畏れました。虞公が国を宮之奇に託したとき、晉獻公はそれを患いました。髡が得臣を殺すに及んで、天下は楚を軽んじました。虞公が宮之奇を用いなかったため、晉獻公は虞を滅ぼしました。存亡の分かれ目は、知らないでいてはならないことです。

解説

楚王が国を子玉得臣に託したとき、天下は楚を畏れ、虞公が宮之奇に託したとき、晉獻公はそれを患いました。ところが楚王が得臣を殺すと天下は楚を軽んじ、虞公が宮之奇を用いなかったため、晉獻公に滅ぼされます。誰に国を託し、その人を用い続けるかが存亡の分かれ目だ、という論です。人名は春秋時代の史実を踏まえますが、因果は董仲舒の解釈です。現代の経営でも、重要な参謀や責任者を切り捨てたとたんに外から見た組織の重みが変わることがあります。信頼して任せた人を、短期の感情で手放していないかを確かめる材料になります。
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この章句が説くこと

子玉得臣宮之奇託す人材存亡晋献

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