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春秋繁露 / 『春秋繁露』滅國上第七・孤立する国は救われない

王者、民之所往、君者、不失其群者也;故能使萬民往之、而得天下之群者、無敵於天下。弒君三十六、亡國五十二、小國德薄不朝聘、大國不與諸侯會聚、孤特不相守、獨居不同群、遭難莫之救、所以亡也。

新字:王者、民之所往、君者、不失其群者也;故能使万民往之、而得天下之群者、無敵於天下。弒君三十六、亡国五十二、小国徳薄不朝聘、大国不与諸侯会聚、孤特不相守、独居不同群、遭難莫之救、所以亡也。

書き下し

王なる者は、民の往く所。君なる者は、其の群を失わざる者なり。故に能く万民をして之に往かしめ、天下の群を得る者は、天下に敵無し。君を弑すること三十六、国を亡ぼすこと五十二、小国は徳薄くして朝聘せず、大国は諸侯と会聚せず、孤特にして相い守らず、独居して群を同じくせず、難に遭えども之を救う莫し。亡ぶる所以なり。

現代語訳

王とは、民が帰し従って行くところの者です。君とは、その群れを失わない者です。ですから、万民を自分のもとに行かせ、天下の群れを得た者は、天下に敵がありません。君が弑されたこと三十六、国が亡んだこと五十二。小国は徳が薄くて朝聘せず、大国は諸侯と会合して集まらず、孤立して互いに守らず、ひとり居て群れを同じくせず、災難に遭っても救う者がいません。これが亡ぶ理由です。

解説

王者とは民が帰して往く者、君とは群れを失わない者だ、と定義し、人を集めて群れを得た者は天下に敵なしとします。逆に、弑逆三十六、亡国五十二という春秋の記録を踏まえ、小国が徳薄く、大国が会同に出ず、孤立して助け合わない国が、難に遭っても救われず滅びる、と見ます。数字は書中で繰り返される決まり文句です。現代でも、事業や部署が孤立していれば、危機に誰も助けません。平時から関係を築き、外へ出て人とつながる大切さを、組織の生存条件として読めます。自分の組織の外の信頼関係を、どれだけ育てているか考える材料になります。
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この章句が説くこと

群孤立朝聘会同滅国王者

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