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尚書 / 秦誓

我心之憂,日月逾邁,若弗云來。惟古之謀人,則曰未就予忌;惟今之謀人,姑將以爲親。雖則云然,

新字:我心之憂,日月逾邁,若弗云来。惟古之謀人,則曰未就予忌;惟今之謀人,姑将以為親。雖則云然,

書き下し

我が心の憂ひは、日月逾み邁き、云に来たらざるが若し。惟れ古の謀人は、則ち予に就かずと曰ひて忌む。惟れ今の謀人は、姑く将に以て親しと為さんとす。然く云ふと雖も、

現代語訳

私の心の憂いは、月日が過ぎ去って、もう戻ってこないかのように思われることである。昔からの謀臣(蹇叔ら老臣)については、私に従わないと言って疎んじた。今の謀臣(若く新しい者)については、ひとまず親しい者としようとした。そのようにしてしまったけれども、

解説

穆公は、月日が過ぎ去って二度と戻らないように、過ちを取り返す時がもうないのではないかという憂いを語る。そして自らの失敗の原因を、昔からの老臣の意見を自分に従わないとして疎んじ、目先の新しい謀臣を親しんだことにあると振り返る。これは、老臣蹇叔が鄭への遠征に反対したのを退けて大敗を招いたことを指している。耳の痛い忠告をする経験豊かな者を遠ざけ、自分の意に沿う者を近づけたことを、君主自らが公の場で認めている点に、この篇の重みがある。成功や自信が続くと、反対意見を言う古参より、賛同してくれる新顔を重用したくなる。その危うさを率直に語った言葉である。

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