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尚書 / 周官

惟克果斷,乃罔後艱。

新字:惟克果断,乃罔後艱。

書き下し

惟れ克く果断すれば、乃ち後艱罔し。

現代語訳

よく決断して事を行えば、後に困難を残すことはない。

解説

「惟れ克く果断すれば、乃ち後艱罔し」は、決めるべきときにきっぱりと決断すれば、後に困難を残さないという教えである。周官の中で王が卿士たちに与えた戒めの一つで、功は志により、業は勤めによって広まるという言葉と並んで説かれている。ためらって決断を先送りすれば、問題はかえって大きくなり、後の者が苦しむことになる。後世「果断」は為政者に求められる資質の代表として語られた。組織の中で、責任を恐れて判断を先延ばしにすることは少なくない。必要な判断を適時に下すことこそ、後の負担を減らす最良の手段であると、この短い句は教えている。本篇は東晋期に伝わった古文尚書に属し、後世の編纂とみる説が有力である。

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