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尚書 / 無逸

周公曰:「嗚呼!

書き下し

周公曰く、「嗚呼(ああ)!

現代語訳

周公は言った。「ああ!

解説

無逸は、周公が成王を戒めて、君主は安逸にふけってはならないと説いた篇で、冒頭はこの「嗚呼」という深い嘆息から始まる。周公の言葉は、このあと君子は安逸にふけらないことを本分とすると続き、まず農事の辛苦を知ることこそ君主の務めの根本だと説いていく。尚書の中でも文意が明快で、古来もっとも広く読まれてきた篇の一つである。一語の嘆きに、若い王に伝えたいことの重さがこもっている。人に何かを教え諭すとき、理屈より先に、言う側の切実さが相手の心を開くことがある。上に立つ者が部下に語りかける最初の一言の重みを思わせる。

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