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尚書 / 無逸

君子所其無逸。先知稼穡之艱難,乃逸,則知小人之依

書き下し

君子は其の逸すること無きを所とす。先ず稼穡の艱難を知りて、乃ち逸すれば、則ち小人の依る所を知る。

現代語訳

君子は安逸をむさぼらないことを本分とする。まず農作業の苦労を知ったうえで安らぎを得るなら、庶民が何を頼みとしているかが分かる。

解説

人の上に立つ前に、まず現場の苦労を知っておくべきだと説く一句である。現場を知らないまま楽な立場に身を置くと、支える側の苦労が見えなくなり、判断や言葉が的外れになっていく。逆に、汗を流す経験を経てから安らぎを得れば、日々の労苦の重みを実感として理解できる。安逸そのものが悪いのではなく、それを語り享受する前に、支えてくれている人々の苦労を知っているかどうかが問われている。
『人生の方程式』の表紙

人生を、一行の式にしてみた。

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この章句が説くこと

現場苦労共感

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