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尚書 / 湯誥

嗚呼!尚克時忱,乃亦有終。」

書き下し

嗚呼(ああ)、尚はくは克く時れ忱あらば、乃ち亦終はり有らん」と。

現代語訳

ああ、どうかこのように誠実であれば、よい終わりを迎えることもできるだろう。」

解説

湯誥の結びの一句である。直前で湯は、諸侯に常の道を守れと命じ、善は隠さず、罪が自分にあれば自らを赦さないと誓った。そのうえで最後に、このように誠実であり続けることができれば、よい終わりを迎えることもできるだろうと祈るように語って誥を閉じる。天命を得て新しい王朝を開いた直後でありながら、湯が見ているのは始まりの栄光ではなく、終わりを全うできるかどうかである。「忱」は偽りのない誠を指し、誠実さを保ち続けることだけが、よい終わりを保証するという考えがここにある。始めた日の誠を、終わりの日まで持ち続けられるかが問われている。本篇は東晋期に伝わった古文尚書に属し、後世の編纂とみる説が有力である。

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