清静経 / 道家
清静経(道家)の名句を、現代語訳と実践の解説つきで。全9句。
『太上老君説常清静経』は、老君(老子)の言として、心を清らかに静かに保つ修め方を説く短い経です。成立は唐の末から五代のころとされ、道教、とくに全真教で日々の勤めとして唱えられてきました。大道には形も情も名もないと説き起こし、人の神は清を好むのに心が乱し、心は静を好むのに欲が引くと述べて、「常に能く其の欲を遣れば、心自ら静かなり。其の心を澄ませば、神自ら清し」と結びます。さらに、内を観、外を観、遠くを観て、そのいずれにもとらわれないところに真の静があると説きます。経文は四百字ほどで、末尾の葛玄・左玄真人・正一真人の言は、この経を伝えた由来と功徳を述べる後の付け加えです。底本は維基文庫が載せる『正統道蔵』の本文。師導では九つの章句に分け、本文を全部収めています。学派は老子・荘子と同じ「道家」に置いています。

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