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新書 / 大政下

夫道者,行之於父,則行之於君矣;行之於兄,則行之於長矣;行之於弟,則行之於下矣;行之於身,則行之於友矣;行之於子,則行之於民矣;行之於家,則行之於官矣。故士則未仕而能以試矣。聖王選舉也,以爲表也。問之,然後知其言;謀焉,然後知其極;任之以事,然後知其信。故古聖王君子不素距人,以此爲明察也。

新字:夫道者,行之於父,則行之於君矣;行之於兄,則行之於長矣;行之於弟,則行之於下矣;行之於身,則行之於友矣;行之於子,則行之於民矣;行之於家,則行之於官矣。故士則未仕而能以試矣。聖王選舉也,以為表也。問之,然後知其言;謀焉,然後知其極;任之以事,然後知其信。故古聖王君子不素距人,以此為明察也。

書き下し

夫れ道は、之を父に行えば、則ち之を君に行う。之を兄に行えば、則ち之を長に行う。之を弟に行えば、則ち之を下に行う。之を身に行えば、則ち之を友に行う。之を子に行えば、則ち之を民に行う。之を家に行えば、則ち之を官に行う。故に士は則ち未だ仕えずして能く以て試みらるるなり。聖王の選挙するや、以て表と為すなり。之に問い、然る後に其の言を知る。焉に謀り、然る後に其の極を知る。之に任ずるに事を以てし、然る後に其の信を知る。故に古の聖王君子は素より人を距まず、此れを以て明察と為す。

現代語訳

道は、父に行えば君に行い、兄に行えば年長者に行い、弟に行えば下の者に行い、自分に行えば友に行い、子に行えば民に行い、家に行えば官に行います。だから士は、まだ仕えていない時点でも、これを手がかりに試すことができます。聖王が人を選び挙げるときは、これを目印にしました。問うて、そののちその言葉を知り、相談して、そののちその見識の極みを知り、事を任せて、そののちその信を知ります。だから古の聖王や君子は、はじめから人を拒みませんでした。これを明察としたのです。

解説

前段の六組の対応を受け、家庭での道の実践を官職の適性を測る目印として使う方法を述べた段です。さらに、人を選ぶ三段階として、問う・謀る・任せる、が示されます。問うことで言葉を知り、相談することで見識の極みを知り、事を任せることで信を知る、という順序は、人材評価の実務として具体的です。賈誼は、聖王が最初から人を拒まなかった、とも述べ、入口を広く開けて段階を踏んで確かめる姿勢を示しています。採用や登用で、面接だけで決めず、相談し、小さな任務を任せて確かめるという流れは、現代の人事でも通用する方法です。最初から人を拒まないことと、慎重に確かめることを両立する手順として読めます。

この章句が説くこと

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