韓非子 / 飭令第五十三
功に任ずれば則ち民に言少く、善に任ずれば則ち民に言多し。
書き下し
功に任ずれば則ち民に言少く、善に任ずれば則ち民に言多し。
現代語訳
(客観的な)功績に基づいて評価すれば、人々は(不満の)言葉が少なくなる。(主観的な)「善」や「人柄」で評価すれば、人々は(不平不満の)言葉が多くなる。
解説
人事評価の基準は、客観的な「功績」(功)であるべき。人柄、やる気、プロセスといった主観的な「善」を評価基準にすると、評価者と被評価者の間に「言」(不平不満)が絶えなくなる。明確で客観的な成果指標こそが、組織の納得感を醸成する。
この章句が説くこと
人事評価客観性成果主義公平性MBO
関連する章句
-
『韓非子』飾邪第十九主過予すれば則ち臣偷幸し、臣徒取すれば則ち功尊からず。功無き者、賞を受くれば、則ち財匱しくして民望む。
-
『韓非子』八姦第九賢を官にするには其の能を量り、禄を賦するには其の功に稱わす。
-
『韓非子』詭使第四十五賞祿者所以盡民力易下死也。今戰勝攻取之士勞而不賞、而卜筮視手理、狐蠱為順辭於前者、日賜。
-
『韓非子』顯學第五十侈而-者貧、力而儉者富。今上徴斂富人、以布施貧家、是奪力儉而與侈-也。
-
『韓非子』説疑第四十四無以度其臣者、必以其衆人之口斷之。衆之所譽、則從而 之、衆之所非、則從而憎之。
-
『韓非子』外儲說左上第三十二(謳癸)行く者止まりて觀、築く者倦まず。...(射稽)行者止まらず、築く者倦むを知る。...王試みに其の功を度れ。...癸は四板...射稽は八板なり。