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新書 / 六術

數度之道,以六爲法。數加於少而度出於居,數度之始,始於微細。有形之物,莫細於毫。是故立一毫以爲度始,十毫爲髮,十髮爲釐,十釐爲分,十分爲寸,十寸爲尺,備於六,故先王以爲天下事用也。事之以六爲法者,不可勝數也。此所言六,以效事之尺,盡以六爲度者謂六理,可謂陰陽之六節,可謂天地之法,可謂人之六行。

新字:数度之道,以六為法。数加於少而度出於居,数度之始,始於微細。有形之物,莫細於毫。是故立一毫以為度始,十毫為髪,十髪為釐,十釐為分,十分為寸,十寸為尺,備於六,故先王以為天下事用也。事之以六為法者,不可勝数也。此所言六,以効事之尺,尽以六為度者謂六理,可謂陰陽之六節,可謂天地之法,可謂人之六行。

書き下し

数度の道は、六を以て法と為す。数は少なきに加わり、度は居に出づ。数度の始めは微細に始まる。有形の物は、毫より細きは莫し。是の故に一毫を立てて以て度の始めと為し、十毫を髪と為し、十髪を釐と為し、十釐を分と為し、十分を寸と為し、十寸を尺と為し、六に備わる。故に先王以て天下の事用と為す。事の六を以て法と為す者は、勝げて数う可からず。此の言う所の六は、事を効すの尺なり。尽く六を以て度と為す者は、六理と謂う。陰陽の六節と謂う可く、天地の法と謂う可く、人の六行と謂う可し。

現代語訳

数と度量の道は、六を基準としています。数は少ないものに加えて増え、度は居るところから出ます。数と度の始まりは微細なところから始まります。形のあるものは、毫より細いものはありません。そのため、一毫を立てて度の始まりとし、十毫を髪、十髪を釐、十釐を分、十分を寸、十寸を尺とし、ここで六に備わります。そこで先王はこれを天下の事の用としました。事柄で六を基準とするものは、数えきれないほどあります。ここで言う六とは、事を験する物差しです。すべてを六で度とするものを六理といいます。陰陽の六つの節といってもよく、天地の法といってもよく、人の六行といってもよいのです。

解説

度量衡の単位を例に、六という数がここにも現れる、と述べる段です。毫から髪、釐、分、寸、尺と、段階を六つ数えて尺に至るという構成になっています。賈誼は、微細なところから積み上げる度量の仕組みが、陰陽の六節、天地の法、人の六行にも通じると見ています。換算の細部は現代の読者に分かりにくいものの、小さな単位から大きな単位へ積み重ねる姿勢は、実務に通じます。経営でも、大きな目標は小さな測定単位に分けて、毎日の数字として扱ってはじめて動かせます。細かい指標を軽視せず、始まりの微細な単位を揃えることが、全体の精度を決めます。物差しの揃え方が、組織の信頼の基礎になります。

この章句が説くこと

六術度量尺度積み上げ指標新書

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