新書 / 六術
聲音之道以六爲首,以陰陽之節爲度,是故一歲十二月,分而爲陰陽,陰陽各六月。是以聲音之器十二鍾,鍾當一月,其六鍾陰聲,六鍾陽聲,聲之術,律是而出,故謂之六律。六律和五聲之調,以發陰陽、天地、人之清聲,而內合六法之道。是故五聲宮、商、角、徵、羽,唱和相應而調和,調和而成理謂之音。聲五也,必六而備,故曰聲與音六。夫律之者,象測之也,所測者六,故曰六律。
新字:声音之道以六為首,以陰陽之節為度,是故一歳十二月,分而為陰陽,陰陽各六月。是以声音之器十二鍾,鍾当一月,其六鍾陰声,六鍾陽声,声之術,律是而出,故謂之六律。六律和五声之調,以発陰陽、天地、人之清声,而内合六法之道。是故五声宮、商、角、徴、羽,唱和相応而調和,調和而成理謂之音。声五也,必六而備,故曰声与音六。夫律之者,象測之也,所測者六,故曰六律。
書き下し
声音の道は六を以て首と為し、陰陽の節を以て度と為す。是の故に一歳十二月、分かちて陰陽と為し、陰陽各おの六月なり。是を以て声音の器に十二鍾あり、鍾は一月に当たり、其の六鍾は陰声、六鍾は陽声なり。声の術、律是に出づ。故に之を六律と謂う。六律は五声の調を和し、以て陰陽・天地・人の清声を発し、而して内に六法の道に合す。是の故に五声の宮・商・角・徵・羽、唱和して相応じて調和し、調和して理を成す、之を音と謂う。声は五なるも、必ず六にして備わる。故に曰く、声と音は六なり、と。夫れ律とは、之を象り測るなり。測る所の者六なり。故に六律と曰う。
現代語訳
声や音の道は六を第一とし、陰陽の節を尺度とします。そのため一年の十二か月は陰と陽に分かれ、陰陽それぞれ六か月です。そこで音の器には十二の鐘があり、一つの鐘が一か月に当たり、そのうち六つが陰の声、六つが陽の声です。音の術は、律がここから生まれます。だからこれを六律といいます。六律は五声の調子を和らげ、陰陽・天地・人の澄んだ声を発し、内に六法の道に合います。こうして五声の宮・商・角・徴・羽が、唱えては応じ、応じては調和し、調和して筋道を成したものを、音といいます。声は五つですが、必ず六によって備わります。だから「声と音は六」といいます。そもそも律とは、これをかたどって測るものです。測るものが六つなので、六律というのです。
解説
この章句が説くこと
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