説苑 / 說叢
鸞設於鑣,和設於軾;馬動而鸞鳴,鸞鳴而和應,行之節也。
新字:鸞設於鑣,和設於軾;馬動而鸞鳴,鸞鳴而和応,行之節也。
書き下し
鸞は鑣に設け、和は軾に設く。馬動きて鸞鳴り、鸞鳴りて和應ず、行の節なり。
現代語訳
鸞という鈴は馬の轡に取り付け、和という鈴は車の前方の横木に取り付ける。馬が動けば鸞の鈴が鳴り、鸞の鈴が鳴れば和の鈴がそれに応じて鳴る。これが車を進める際の調子(リズム)である。
解説
馬車の鈴の仕組みを描写しながら、物事には呼応し合う秩序、すなわち「節(リズム・調子)」があることを示す章である。一つの動きが次の反応を呼び、全体として調和のとれた運行が生まれる様子は、組織における役割分担や連携のあり方を象徴していると読める。個々の部署や人が勝手に動くのではなく、一方の動きが自然に次の動きを引き出す仕組みを整えることで、全体として無理のない秩序だった前進が可能になる。現代のチーム運営でも、誰かの発信が次の行動を自然に誘発する連携の設計は重要な視点である。
この章句が説くこと
調和連携秩序
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