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新書 / 輔佐

調訊典博聞,以掌駟乘,領時從,比賢能,天子出則爲車右,坐立則爲位,承聖帝之德,畜民之道,禮義之正,應事之理,則職以箴;刑獄之衷,賞罰之誠,已諾之信,百官之經,喪祭之共,戎事之誡,身行之彊,則職以諗;遇大臣之敬,遇小臣之惠,坐立之端,言默之序,音聲之適,揖讓之容,俯仰之節,立事之色,則職以証;出入不從禮,衣服不從制,御器不以度,迎送非其章,忿說忘其義,取予失其節,安易而樂湛,則職以諫。故善不徹,過不聞,侍從不諫,則調訊之任也。

新字:調訊典博聞,以掌駟乗,領時従,比賢能,天子出則為車右,坐立則為位,承聖帝之徳,畜民之道,礼義之正,応事之理,則職以箴;刑獄之衷,賞罰之誠,已諾之信,百官之経,喪祭之共,戎事之誡,身行之彊,則職以諗;遇大臣之敬,遇小臣之恵,坐立之端,言黙之序,音声之適,揖譲之容,俯仰之節,立事之色,則職以証;出入不従礼,衣服不従制,御器不以度,迎送非其章,忿説忘其義,取予失其節,安易而楽湛,則職以諫。故善不徹,過不聞,侍従不諫,則調訊之任也。

書き下し

調訊は博聞を典り、以て駟乗を掌り、時従を領し、賢能を比し、天子出ずれば則ち車右と為り、坐立すれば則ち位と為り、聖帝の徳、畜民の道、礼義の正、事に応ずるの理を承け、則ち職は箴を以てす。刑獄の衷、賞罰の誠、已諾の信、百官の経、喪祭の共、戎事の誡、身行の彊は、則ち職は諗を以てす。大臣に遇するの敬、小臣に遇するの恵、坐立の端、言黙の序、音声の適、揖譲の容、俯仰の節、事を立つるの色は、則ち職は証を以てす。出入礼に従わず、衣服制に従わず、御器度を以てせず、迎送其の章に非ず、忿説其の義を忘れ、取予其の節を失い、安易にして楽湛るは、則ち職は諫を以てす。故に善徹せず、過ち聞こえず、侍従諫めざるは、則ち調訊の任なり。

現代語訳

調訊は博い見聞をつかさどり、副車の乗員を掌り、時の随行を率い、賢能な者を比べ選び、天子が出かけるときは車の右に座り、座り立つときは側の位置に付き、聖帝の徳、民を養う道、礼義の正しさ、事に応じる理を受けて、その職は箴(戒めの言葉)によって行います。刑獄の適切さ、賞罰の誠実さ、承諾の信、百官の筋道、喪祭の供え、軍事の戒め、身の行いの強さについては、その職は諗(告げ知らせる言葉)によって行います。大臣に接する敬い、小臣に接する恵み、座り立つ姿勢の端正さ、言葉と沈黙の順序、声の適切さ、拝礼の姿、振る舞いの節度、事を始める時の顔色については、その職は証(確かめる言葉)によって行います。出入りが礼に従わない、衣服が制に従わない、器物の扱いが度を越える、送迎が章に外れる、怒りや喜びが義を忘れる、取るものと与えるものが節度を失う、安逸で楽しみにふける、これらについては、その職は諫によって行います。だから善が行き渡らず、過ちが耳に入らず、側近が諫めないとすれば、調訊の責任です。

解説

調訊という官の職務を、諫言の種類で四つに分けて示した段です。箴、諗、証、諫は、いずれも君主に言葉を差し出す方法ですが、対象が異なります。徳や道理の学びには箴、政治の運用には諗、人への接し方や立ち居には証、礼を外れた行いの是正には諫が当てられています。賈誼は、諫言を勇気の問題ではなく、種類ごとに整理された職務として定義し、善が届かず過ちが耳に入らない場合は調訊の責任だと結びます。会社でも、トップに情報を届ける役割は、報告、助言、確認、是正の四つの機能に分けられます。それぞれが機能しているか点検すると、耳の痛い情報が止まる箇所が見えてきます。

この章句が説くこと

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