呻吟語 / 外篇・物理・造化も亦た定め得ず
以恒常度氣數,以知識定窈冥,皆造化之所笑者也。造化亦定不得,造化尚聽命於自然,而況為造化所造化者乎?堪輿星卜諸書,皆屢中者也。
新字:以恒常度気数,以知識定窈冥,皆造化之所笑者也。造化亦定不得,造化尚聴命於自然,而況為造化所造化者乎?堪輿星卜諸書,皆屡中者也。
書き下し
恒常を以て氣數を度り、知識を以て窈冥を定むるは、皆な造化の笑ふ所の者なり。造化も亦た定め得ず。造化も尚ほ自然に命を聽く。而るに況んや造化に造化せらるる者をや。堪輿星卜の諸書は、皆な屢しば中たる者なり。
現代語訳
常のありさまで気の巡りを測り、知識で奥深く暗いところを定めるのは、みな造化に笑われることです。造化でさえ定められません。造化ですら自然に命を聞いています。まして造化に造られたものならなおさらです。地相や星占いの諸書は、みなしばしば当たるものではあります。
解説
予測の限界を示します。常のありさまで気の巡りを測り、知識で暗いところを定めるのは、造化に笑われる。理由は明快で、造化自身が定められず自然に従っているからです。作った側が決められないのに、作られた側が決められるはずがありません。そして占いの書はしばしば当たると添えられ、当たることと定まることが別だと示されています。

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予測限界造化自然占い
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