呻吟語 / 外篇・治道・五刑は一恥に如かず
五刑不如一恥,百戰不如一禮,萬勸不如一悔。
新字:五刑不如一恥,百戦不如一礼,万勧不如一悔。
書き下し
五刑は一恥に如かず、百戰は一禮に如かず、萬勸は一悔に如かず。
現代語訳
五つの刑罰も一つの恥に及ばず、百度の戦いも一つの礼に及ばず、万度の勧めも一つの悔いに及びません。
解説
外からの力と、内から起こるものを比べます。刑罰より恥、戦いより礼、勧めより悔い。どれも後者が圧倒的に少ない数で語られているのが要点で、一対五、一対百、一対万です。外から加えるものは量が要り、内から起これば一つで足りる。教化を説いてきた治道篇の主張を、最も簡潔な形にまとめた一段になっています。内から起これば一つで足りる、という数の対比が効いています。

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本の中身を見るこの章句が説くこと
刑恥礼悔い内発
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