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呻吟語 / 外篇・治道・更に之を民に求むるを須ひず

民鮮恥可以觀上之德,民鮮畏可以觀上之威,更不須求之民。

新字:民鮮恥可以観上之徳,民鮮畏可以観上之威,更不須求之民。

書き下し

民恥少なきは以て上の德を觀る可く、民畏れ少なきは以て上の威を觀る可し。更に之を民に求むるを須ひず。

現代語訳

民に恥が少ないのは上の徳を見るための指標であり、民に畏れが少ないのは上の威を見るための指標です。それ以上に民に求める必要はありません。

解説

民の状態を、上の状態の指標として読みます。恥が少ないのは上の徳が足りず、畏れが少ないのは上の威が足りない。だから民に直接求める必要はない、と結ばれます。原因が上にあるのだから、下を責めても変わらないという論理です。前に出てきた、世の教えが乱れるのは士大夫を励ますほかないという段と同じ立場になっています。
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この章句が説くこと

恥畏れ指標上の責原因

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