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潜夫論 / 五德誌

後嗣慶都,與龍合婚,生伊堯,代高辛氏,其眉八彩,世號唐。作樂大章,始禪位。武王克殷而封其胄於鑄。含始吞赤珠,剋曰「玉英生漢」。龍感女媼,劉季興。大電繞樞炤野,感符寶,生黃帝軒轅,代炎帝氏。其相龍顏,其德土行,以雲紀,故為雲師而雲名。作樂咸池,是始製衣裳。後嗣握登,見大虹,意感生重華虞舜。其目重瞳,事堯,堯乃禪位曰:「格爾舜,天之曆數在爾躬,允執厥中,四海困窮,天祿永終。」乃受終於文祖也,號有虞,作樂九韶,禪位於禹。武王克殷而封胡公媯滿於陳,庸以元女大姬。大星如虹,下流華渚,女節夢接,生白帝摯青陽,世號少昊。代黃帝氏,都於曲阜,其德金行,其立也,鳳皇適至,故紀於鳥。鳳鳥氏,曆正也。玄鳥氏,司分者也。伯趙氏,司至者也。青鳥氏,司啟者也。丹鳥氏,司閉者也。

新字:後嗣慶都,与竜合婚,生伊堯,代高辛氏,其眉八彩,世号唐。作楽大章,始禅位。武王克殷而封其胄於鋳。含始呑赤珠,剋曰「玉英生漢」。竜感女媼,劉季興。大電繞枢炤野,感符宝,生黄帝軒轅,代炎帝氏。其相竜顔,其徳土行,以雲紀,故為雲師而雲名。作楽咸池,是始製衣裳。後嗣握登,見大虹,意感生重華虞舜。其目重瞳,事堯,堯乃禅位曰:「格爾舜,天之暦数在爾躬,允執厥中,四海困窮,天禄永終。」乃受終於文祖也,号有虞,作楽九韶,禅位於禹。武王克殷而封胡公媯満於陳,庸以元女大姫。大星如虹,下流華渚,女節夢接,生白帝摯青陽,世号少昊。代黄帝氏,都於曲阜,其徳金行,其立也,鳳皇適至,故紀於鳥。鳳鳥氏,暦正也。玄鳥氏,司分者也。伯趙氏,司至者也。青鳥氏,司啓者也。丹鳥氏,司閉者也。

書き下し

後嗣の慶都、龍と合婚し、伊堯を生む、高辛氏に代わる、其の眉は八彩、世に唐と号す。楽「大章」を作り、始めて位を禅る。武王殷に克ちて其の胄を鋳に封ず。含始、赤珠を呑み、剋して曰く「玉英漢を生ず」と。龍、女媼に感じ、劉季興る。大電、枢を繞りて野を炤らし、符宝に感じ、黄帝軒轅を生み、炎帝氏に代わる。其の相は龍顔、其の徳は土行、雲を以て紀す、故に雲師と為して雲名あり。楽「咸池」を作り、是れ始めて衣裳を製す。後嗣の握登、大虹を見、意に感じて重華虞舜を生む。其の目は重瞳、堯に事う、堯乃ち位を禅りて曰く、「爾舜に格れ、天の暦数は爾が躬に在り、允に厥の中を執れ、四海困窮せば、天禄永く終わらん」と。乃ち終わりを文祖に受くるなり、有虞と号し、楽「九韶」を作り、位を禹に禅る。武王殷に克ちて胡公媯満を陳に封じ、庸て元女大姫を以てす。大星虹の如く、華渚に下流し、女節夢に接し、白帝摯青陽を生む、世に少昊と号す。黄帝氏に代わり、曲阜に都し、其の徳は金行、其の立つや、鳳皇適に至る、故に鳥を以て紀す。鳳鳥氏は、暦正なり。玄鳥氏は、分を司る者なり。伯趙氏は、至を司る者なり。青鳥氏は、啓を司る者なり。丹鳥氏は、閉を司る者なり。

現代語訳

後の世の慶都は龍と結ばれて伊堯を生み、堯は高辛氏に代わりました。その眉は八彩で、世に唐と呼ばれます。楽「大章」を作り、初めて位を禅りました。武王は殷に勝って、その子孫を鋳に封じました。含始が赤い珠を呑み、占って「玉英が漢を生む」と告げました。龍が女媼に感じて、劉季(劉邦)が興ります。大きな稲妻が枢(北斗の星)を巡って野を照らし、符宝に感じて黄帝軒轅を生み、炎帝氏に代わりました。その相は龍顔、その徳は土で、雲で官を記したので、雲師・雲名と呼ばれました。楽「咸池」を作り、このとき初めて衣裳を作りました。後の世の握登は大きな虹を見、心に感じて重華(虞舜)を生みました。その目は重瞳で、堯に仕えました。堯は位を譲って言いました。「汝、舜よ。天の暦数は汝の身にある。まことにその中を守れ。四海が困窮すれば、天の禄は永く終わるだろう」と。そこで文祖の廟で終わりを受け継ぎ、有虞と号し、楽「九韶」を作り、位を禹に譲りました。武王は殷に勝って胡公の媯満を陳に封じ、あわせて長女の大姫を配しました。大きな星が虹のように華渚に流れ下り、女節が夢に感じて、白帝摯(青陽)を生み、世に少昊と呼ばれます。黄帝氏に代わり、曲阜に都し、その徳は金で、即位のとき鳳凰がちょうど至ったので、鳥で官を記しました。鳳鳥氏は暦をつかさどる者、玄鳥氏は春分・秋分をつかさどる者、伯趙氏は夏至・冬至をつかさどる者、青鳥氏は立春・立夏をつかさどる者、丹鳥氏は立秋・立冬をつかさどる者でした。

解説

ここでは、堯・黄帝・舜・少昊が順に取り上げられます。堯は慶都と龍の婚から生まれたとされ、楽「大章」を作り、位を禅った人として記されます。黄帝は衣裳を作り、舜は重瞳で九韶を作って禹に位を譲り、堯の禅譲の言葉も引かれています。少昊の代には鳥の名で官を記す制度があったと述べます。武王が殷に勝って後裔を封じた記事も混ざり、帝の系譜と後世の封建が重ねて語られます。伝承に感生や吉兆が多いのは、権威の根拠を天に求める古代の語り方でしょう。現代の読者は、そうした物語を史実と区別して、国や制度の正統性がどう語られたかを読む題材にできます。「允に厥の中を執れ」の言葉も、リーダーの心構えとして注目できます。

この章句が説くこと

禅譲堯舜黄帝少昊正統性潜夫論

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