千字文 / 『千字文』礼楽と家族、友と節操
樂殊貴賤 禮別尊卑 上和下睦 夫唱婦隨 外受傅訓 入奉母儀 諸姑伯叔 猶子比兒 孔懷兄弟 同氣連枝 交友投分 切磨箴規 仁慈隱惻 造次弗離 節義廉退 顛沛匪虧 性靜情逸 心動神疲 守真志滿 逐物意移 堅持雅操 好爵自縻
新字:楽殊貴賤 礼別尊卑 上和下睦 夫唱婦随 外受傅訓 入奉母儀 諸姑伯叔 猶子比児 孔懐兄弟 同気連枝 交友投分 切磨箴規 仁慈隠惻 造次弗離 節義廉退 顛沛匪虧 性静情逸 心動神疲 守真志満 逐物意移 堅持雅操 好爵自縻
書き下し
楽は貴賤を殊にし 礼は尊卑を別つ 上和し下睦み 夫唱え婦随う 外には傅訓を受け 入りては母儀を奉ず 諸姑伯叔は 猶子は兒に比す 孔だ懐うは兄弟 同気連枝なり 友を交うるには分を投じ 切磨して箴規す 仁慈惻隠は 造次にも離れず 節義廉退は 顛沛にも虧けず 性静かなれば情逸び 心動けば神疲る 真を守れば志満ち 物を逐えば意移る 堅く雅操を持せば 好爵自ずから縻がる
現代語訳
音楽は身分の貴賤によって異なり、礼は尊卑の別をはっきりさせます。 上の者が和やかであれば下の者も睦まじく、夫が唱えれば妻がしたがいます。 外では師の教えを受け、家の中では母の手本にならいます。 叔母や伯父叔父に対しては、甥や姪を自分の子と同じように思います。 最も深く思いやるのは兄弟であり、同じ気を分けた枝のようにつながっています。 友と交わるには気持ちを通わせ、励まし合い、いさめ合います。 思いやりといたわりの心は、あわただしい時にも離れません。 節義・清廉・謙譲は、つまずき倒れる時にも欠けません。 本性が静かであれば気持ちはのびやかになり、心が騒げば精神は疲れます。 真実を守れば志は満ち、物を追いかければ心は移ろいます。 高潔な操を堅く守れば、立派な地位は自然とついてきます。
解説

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