千字文 / 『千字文』徳を積み時間を惜しむ
景行維賢 克念作聖 德建名立 形端表正 空谷傳聲 虛堂習聽 禍因惡積 福緣善慶 尺璧非寶 寸陰是競 資父事君 曰嚴與敬 孝當竭力 忠則盡命 臨深履薄 夙興溫凊 似蘭斯馨 如松之盛
新字:景行維賢 克念作聖 徳建名立 形端表正 空谷伝声 虚堂習聴 禍因悪積 福縁善慶 尺璧非宝 寸陰是競 資父事君 曰厳与敬 孝当竭力 忠則尽命 臨深履薄 夙興温凊 似蘭斯馨 如松之盛
書き下し
景行は維れ賢 克く念えば聖と作る 徳建てば名立ち 形端しければ表正し 空谷は声を伝え 虚堂は聴を習わす 禍は悪の積むに因り 福は善の慶に縁る 尺璧は宝に非ず 寸陰是れ競う 父に資り君に事うるに 曰に厳と敬と 孝は当に力を竭くすべく 忠は則ち命を尽くす 深きに臨み薄きを履むが如くし 夙に興き温凊す 蘭の如く斯に馨り 松の如く之れ盛んなり
現代語訳
高く行いの立派な人こそ賢人であり、よく思い続ければ聖人にもなれます。 徳を築けば名はおのずと立ち、姿かたちが正しければ、その表も正しくなります。 人気のない谷間でも声は響き伝わり、がらんとした広間でも音は聞き取られます。 わざわいは悪が積もることから生じ、さいわいは善行を重ねた慶びから生まれます。 直径一尺の壁玉も宝とは言えず、わずかな時間こそ惜しんで競うものです。 父に仕え君主に仕えるには、厳しさと敬いを持つことです。 孝は力を尽くして行い、忠は命がけで尽くします。 深い淵に臨むように、薄い氷を踏むように慎み、朝早く起きて親の寝床を温めたり冷やしたりしなさい。 蘭のように香り高く、松のように盛んに栄えるのです。
解説

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