千字文 / 『千字文』二つの都と宮殿の壮麗
都邑華夏 東西二京 背邙面洛 浮渭據涇 宮殿盤鬱 樓觀飛驚 圖寫禽獸 畫綵仙靈 丙舍傍啟 甲帳對楹 肆筵設席 鼓瑟吹笙 升階納陛 弁轉疑星 右通廣內 左達承明 既集墳典 亦聚羣英 杜稾鍾隸 漆書壁經
新字:都邑華夏 東西二京 背邙面洛 浮渭拠涇 宮殿盤鬱 楼観飛驚 図写禽獣 画綵仙霊 丙舎傍啓 甲帳対楹 肆筵設席 鼓瑟吹笙 升階納陛 弁転疑星 右通広内 左達承明 既集墳典 亦聚羣英 杜稾鍾隸 漆書壁経
書き下し
都邑は華夏 東西の二京 邙を背にし洛に面し 渭に浮かび涇に据る 宮殿は盤鬱として 楼観は飛驚す 禽獣を図写し 仙霊を画綵す 丙舎は傍らに啓き 甲帳は楹に対す 筵を肆べ席を設け 瑟を鼓し笙を吹く 階を升り陛に納り 弁転じて星かと疑う 右は広内に通じ 左は承明に達す 既に墳典を集め 亦た群英を聚む 杜の稾、鍾の隷 漆書、壁経
現代語訳
都は中華の地にあり、東と西の二つの京があります。 東の洛陽は北邙山を背にして洛水に面し、西の長安は渭水に浮かぶように涇水に拠っています。 宮殿は幾重にも盛んに連なり、楼閣は鳥が飛び立つかのように驚くほどです。 鳥や獣の絵を描き、仙人や神霊に彩色をほどこします。 丙の宮舎は傍らに開き、甲の帳は柱に向かい合います。 筵を広げ席を設け、瑟を鳴らし笙を吹きます。 階段を昇って御殿に上がれば、冠の飾りが揺れて星かと見まごいます。 右は広内の書庫に通じ、左は承明の殿に達しています。 すでに古典の書を集め、また多くの俊英を集めています。 杜度の草書、鍾繇の隷書、漆で書いた古書、孔子の旧宅の壁から出た経書もそろっています。
解説

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