三字経 / 『三字経』読書の順序と四書
凡訓蒙,須講究;詳訓詁,明句讀。 為學者,必有初,由孝經,至四書: 論語者,二十篇,羣弟子,記善言; 孟子者,七篇止,講道德,說仁義;
新字:凡訓蒙,須講究;詳訓詁,明句読。 為学者,必有初,由孝経,至四書: 論語者,二十篇,羣弟子,記善言; 孟子者,七篇止,講道徳,説仁義;
書き下し
凡そ蒙を訓うるには、須く講究すべし。訓詁を詳らかにし、句読を明らかにす。 学を為す者は、必ず初め有り。孝経より四書に至る。 論語は二十篇、群弟子、善言を記す。 孟子は七篇にして止み、道徳を講じ、仁義を説く。
現代語訳
およそ幼い者を教えるには、よく突き詰めなければなりません。語句の意味を詳しく調べ、文の切れ目を明らかにします。 学問をする者には、必ず最初があります。『孝経』から四書へ進みます。 『論語』は二十篇で、多くの弟子たちが孔子の善い言葉を記したものです。 『孟子』は七篇で終わり、道徳を論じ、仁義を説きます。
解説
ここから書物の案内が始まります。入門者にはまず訓詁と句読を教えよと述べるのは、意味と文の構造をおろそかにしない姿勢です。『孝経』から四書へ進むのは、宋代以降の初学の順序をそのまま映します。『論語』二十篇、『孟子』七篇は、いずれも現在の通行本と合います。仕事に応用すると、新しい分野に入るときは、まず用語の意味と文書の読み方を押さえるのが近道だということです。

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本の中身を見るこの章句が説くこと
訓詁句読孝経四書論語孟子
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『近思録』巻3 致知初学の徳に入るの門は、大学に如くは無し。其の他は語孟に如くは莫し。学者は先づ須らく論孟を読むべし。論孟を窮め得れば、自ら要約の処有り。此を以て他の経を観れば甚だ力を省く。論孟は丈尺衡量の如く相似たり。此を以て去きて事物を量度すれば、自然に長短軽重を見得。論語を読む者は、但だ諸弟子の問ふ処を将て、便ち己の問ひと作す。聖人の答ふる処を将て、便ち今日の耳聞と作す。自然に得る有り。若し能く論孟の中に於て深く求めて玩味し、将来涵養し成さば、甚だ気質を生ぜん。凡そ語孟を看るには、且く須らく熟読玩味し、聖人の言語を将て己に切にすべし。只だ一場の話説と作すべからず。人只だ此の二書を看得て己に切ならば、終身儘く多からん。論語は読み了りて後に全く事無き者有り、読み了りて後に其の中の一両句を得て喜ぶ者有り、読み了りて後に之を好むことを知る者有り、読み了りて後に手の之を舞ひ足の之を踏むを知らざる者有り。学者は当に論語孟子を以て本と為すべし。論語孟子既に治まれば、則ち六経は治めずして明らかなるべし。書を読む者は当に聖人の経を作る所以の意と、聖人の心を用ふる所以と、聖人の聖人に至る所以と、吾の未だ至らざる所以の者、未だ得ざる所以の者とを観、句句にして之を求め、昼に誦して之を味はひ、中夜にして之を思ふべし。其の心を平らかにし、其の気を易くし、其の疑はしきを闕く。則ち聖人の意見はれん。論語孟子を読みて道を知らざれば、所謂「多しと雖も亦た奚を以て為さん」なり。論語孟子は只だ剰(おほ)く読著すれば、便ち自ら意足る。学者須らく是れ玩味すべし。若し語言を以て解著すれば、意便ち足らず。某始め此の二書の文字を作りしが、既にして之を思へば又剰すに似たり。只だ些かの先儒の錯会せる処有り、却って与に整理し過ぐるを待つのみ。問ふ、且く語孟の緊要の処を将て看るは、如何。伊川曰く、固より是れ好し、然れども若し得る有るも、終に浹洽せず。
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『和俗童子訓』巻之三・読書法一四書を、毎日一百字づつ百遍熟誦して、そらに読みそらに書くべし。字の置き所、助字の有り所、ありしに違はず覚え読むべし。是程の事、老らくの年といへども、勤めてなし易し。況や少年の人をや。四書をそらんぜば、其力にて、義理に通じ、諸の書を読むこと易からん。又文章のつづき、文字の置きやう、助字の有り所をも、能く覚えて知れらば、文章を書くにもまた助となりなん。斯の如く、四書を習ひ覚えば、幼学のつとめ、過半は既に成れりと云ふべし。論語は一万二千七百字、孟子は三万四千六百八十五字、大学は経伝を合せて千八百五十一字、中庸は三千五百六十八字あり。四書すべて五万二千八百四字なり。一日に百字を読んで、そらに覚ゆれば、日数五百廿八日に終る。
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