三字経 / 『三字経』三伝と諸子、史書へ
三傳者,有公羊,有左氏,有穀梁; 經既明,方讀子,撮其要,記其事。 五子者,有荀楊。文中子,及老莊。 經子通,讀諸史,考世系,知終始。
新字:三伝者,有公羊,有左氏,有穀梁; 経既明,方読子,撮其要,記其事。 五子者,有荀楊。文中子,及老荘。 経子通,読諸史,考世系,知終始。
書き下し
三伝は、公羊有り、左氏有り、穀梁有り。 経既に明らかなれば、方に子を読み、其の要を撮り、其の事を記せ。 五子は、荀・楊有り、文中子、及び老・荘なり。 経・子通ずれば、諸史を読み、世系を考えて、終始を知れ。
現代語訳
『春秋』の注釈書である三伝には、公羊伝、左氏伝、穀梁伝があります。 経書が明らかになったら、そこで諸子を読み、その要点をつかみ、事柄を書き留めます。 五子には、荀子と揚雄、文中子、そして老子と荘子がいます。 経書と諸子に通じたなら、諸々の史書を読み、世の系統を調べて、始まりと終わりを知りなさい。
解説
『春秋』の三つの注釈書から、諸子百家、そして歴史書へと読書の道が進みます。文中子は隋の王通とされる人物です。五子の顔ぶれは、宋以降の一般的な数え方に従っています。要を撮って記せという指示は、ただ読むだけで終わらせず、要点を抜き出して書き残す、今でいう読書メモの勧めです。経営でも、基本書をおさえてから事例を学び、最後に歴史の流れに位置づけるという順序は、判断の視野を広げる手順になります。

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本の中身を見るこの章句が説くこと
三伝諸子荀楊老荘史書世系
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