菜根譚 / 前集
好利者,軼出於道義之外,其害顯而淺;好名者,竄入於道義之中,其害隱而深。
新字:好利者,軼出於道義之外,其害顕而浅;好名者,竄入於道義之中,其害隠而深。
書き下し
利を好む者は、道義の外に軼出す。其の害は顕にして浅し。名を好む者は、道義の中に竄入す。其の害は隠にして深し。
現代語訳
利を好む者は、道義の外へ飛び出す。その害は露わで浅い。名を好む者は、道義の中に潜り込む。その害は隠れて深い。
解説
利益ばかりを追求する人は、その行動が道義から外れていることが明白で、周囲も警戒しやすいため、害は表面的で対処しやすいものです。しかし、名誉や評判を求める人は、あたかも正しい行いをしているかのように振る舞い、道義の中に巧妙に紛れ込みます。そのため、その真の意図や害悪が見抜きにくく、気づいた時には深刻な影響を及ぼしていることがあります。見えにくい動機ほど、注意が必要です。
この章句が説くこと
好利者軼出於道義之外其害顕而浅好名者竄入於道義之中其害隠而深
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