師導古典を学びたいすべての人に

六祖壇経 / 疑問品第三

時刺史官僚、在會善男信女,各得開悟,信受奉行。

新字:時刺史官僚、在会善男信女,各得開悟,信受奉行。

書き下し

時に刺史・官僚、会に在る善男信女、各開悟することを得て、信受奉行す。

現代語訳

そのとき刺史と官僚、そして会に集まっていた善男善女は、それぞれ悟りを開き、教えを信じて受け入れ、実践した。

解説

疑問品を締めくくる一文である。韋刺史の二つの問い、すなわち達摩の「無功徳」の意味と、念仏による西方往生の是非に慧能が答え、在家のための無相頌を示した後、集まった官僚や善男善女がそれぞれ悟ったと記す。「信受奉行」は経典の末尾に置かれる決まり文句で、教えを信じて受け入れ、実際に行うことをいう。聞いて感心するだけでなく、行いに移すところまでを一続きとして描くのが仏典の型である。研修や会議も、終わった後に何人がそれを自分の行動に移したかで価値が決まる。聞いた話を翌日の仕事で一つでも試してみることが、信受奉行の今日の姿であろう。

関連する章句

古典の入門書『人生の教科書』の表紙

人生の答えは、ぜんぶ古典に書いてあった。

古典の入門書『人生の教科書』(PDF)と、師導の全機能1か月がセットで700円。二十四の悩みに、論語・老子・孫子から徒然草・五輪書までが答えます。

本の中身を見る
古典の入門書『人生の教科書』(PDF)+師導1か月=700円 本を見る