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臨済録 / 示衆

師示眾云:

新字:師示衆云:

書き下し

師、衆に示して云く、

現代語訳

師は修行僧たちに示して言った。

解説

示衆の新しい段の書き出しである。臨済の語録は、このような短い導入句によって一つひとつの説法が区切られている。語録を編んだのは弟子の三聖慧然とされ、臨済が折々に語った言葉を、場面ごとにこの形で書き留めていった。どの説法も、聞き手である修行僧たちに向けた生の語りかけであり、書物として体系立てて書かれたものではない。そのため同じ主題が何度も角度を変えて現れ、言い回しも繰り返される。読む側も、一つの結論を探すより、繰り返される呼びかけの熱を受け止めるほうがよい。大切なことは一度言えば伝わるものではなく、何度も言い方を変えて語られてこそ届くのである。

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